腰痛3

 

入院が木曜日になり、手術が月曜日に決定した。MRI、レントゲンを撮り先生と話をするが、かなり圧迫しているので痛いでしょうね?手術はヘルニアを取り除くのと、背骨を削り圧迫しているのを逃がしていきます。との事。

まあ、全身麻酔なのでわかりませんし、2−3時間の手術ですので…。

先生も余裕のお話なので、こちらも安心して聞いていられる。

手術前日は夜からトイレの事やら前準備が色々とあった。午後1の手術なのでこちらもゆっくり考えていた。

当日、歩いて手術室へ。鼻やら腕に管をつけられたと思い、気が付いたら『手術済んだよ。起きてください』の声が…。

 

気がつくと、左右の腕には管が、背中には激痛。尿の管もまた激痛。とりあえず起こされたけど、全く身動きが取れず。

このまま処置室に移動し、一晩過ごすとの事。無事終了したとの事で一安心。と思ったのは束の間の休息で、この後に起こる激痛を考える事もしていなかった。

 

寝返りもできずに、時間も経たない。滅茶苦茶きつかった。看護師さんに時間を聞くが、夜の11時よ。寝てくださいね!のみ。

痛みで寝れない。それでもかなり時間が経ったと思い、再度確認するが、数時間しか経っていない。きつい。

床ずれではないと思うけど、同じ姿勢なので尾骶骨が痛い。お尻をずらそうにも自分の力では動けない。看護師さんよろしく。

と、タイミングが合えば処置室にいるときに言えるけど、いない場合の我慢できないとき、ナースコールも手に届かない。そんな時に僕のとった行動は、右手の人差し指に、心拍数を測る機械が付いていたので、それをあえて外すと来てくれるのでは?と思いその手法で何度かお願いした。痛い中でも案外冷静にいられるものだと改めて実感した。

後でわかった事で、痛ければ痛い。と表現すると、痛み止めや安定剤を出してくれたとの事。はじめに言ってくれれば。

ただ、これも後で感じた事で、人間の体は痛みを感じる事で、良くする力が異常に発揮されるのではと感じた。日にち薬とは良く言ったものでこれから日に日に良くなっていく。思い直してもやはり、手術後の痛みが最強だ。

実際、ヘルニアでの座骨神経痛の痛みよりも傷口の痛みが大きい。という事は手術は成功だ。と改めて感じた。

 

6時前に起こされて、何かをされた?血圧、血液検査?良く覚えていない。激痛&寝不足の中で…。8時になると、ご飯が運ばれてきた。いやいや、食べないよ。いらないよ。

食べないと、点滴が取れないらしい。しかも、自力では起き上がれんし。と思っていると、自動リクライニングのボタンを看護師が…。無理矢理起こされた。これまた激痛。しかも傷口が開いたらなど少しの時間の間に滅茶苦茶考えた。手術した人はその日に3名いたらしくそれぞれの処置に忙しいのはわかるけど、案外放置が多く。激痛を耐えるしかない。

無理をしてご飯を完食した事を報告すると、看護師が4−6人、先生も来て一斉に体を動かされたりなんやらかんやらされたけど、痛みで何をされたか覚えていない。要は歩行の補助器具で、自分の病室まで歩いて戻りましょうとの事。

痛かった。

けど、歩けた。

 

 

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